80代一人暮らしの高齢者の食事に必要なタンパク質レシピとは?
今回は一人暮らしをしている80代の高齢者で、ある程度は一人で身の回りのことをすることができるようです。
近所に住んでいる30代の女性が、ときどき様子を見に行ったり食事を作ったりしていて、その女性が高齢者に作っている料理のレシピを紹介します。
身近な高齢者の食事のローテーション料理として参考になれば幸いです。
高齢者におすすめのトップ5品!
- 豆腐ハンバーグ:肉よりも柔らかくて食べやすいです。タンパク質を摂れます。
- 味噌汁:昔から食べていて、なじみがあるからなのか喜んでくれます。
- かぼちゃのサラダ:甘くて喜んでくれます。
- 茶碗蒸し:柔らかくて食べやすいです。
- 長い芋入りお好み焼き:長芋を入れることでもちっとします。
一番のおすすめは豆腐ハンバーグ!高齢者の食事に必要なたんぱく質
一番のおすすめは豆腐ハンバーグです。
高齢者になると食事の量が減ってしまい、食べられる量が限られてしまいます。
特に摂取量の減少が気になるものが「タンパク質」です。
タンパク質は筋肉、皮膚、骨、髪など人間の体を構成する大切な成分です。
タンパク質の摂取量が減ると筋肉が少なくなってきます。
筋肉は体を支える役割があり、筋肉量の減少によって転倒やつまづきなどが心配されます。
タンパク質を多く含む食品や肉や魚などですが、これらの食品は脂肪分が多かったり、固かったりして高齢者にとっては食べにくいです。
そのため、タンパク質の摂取量が少なくなりがちです。
そして、高齢になると筋肉合成の割合が減ってしまうので、筋肉を減らさないように意識してタンパク質を摂取することが健康を維持するために大切です。
豆腐は大豆を原料にしていますが、大豆は畑の肉といわれていてタンパク質を豊富に含む食品です。
肉に比べると脂肪分は少なく、柔らかくて食べやすいです。
そして、丸大豆に比べると食物繊維が少なくて消化によいです。
豆腐ハンバーグは食べやすくて消化にもよいタンパク質摂取源になります。
豆腐をそのまま食べるよりもハンバーグにすることで、よりおいしくなって高齢者も喜んで食事を食べてくれます。
豆腐ハンバーグのレシピ!高齢者も柔らかさに大満足
材料
- 鶏ひき肉
- 豆腐
- 薄力粉
- タマネギ
- 塩
- コショウ
- サラダ油です。
豆腐だけでも作ることはできますが、味が淡泊すぎてしまいます。
鶏ひき肉を入れると動物性タンパク質と植物性タンパク質を同時に摂取できるし、食感がふわっとします。
- 木綿豆腐は水切りをした後に一口大に切ります。
- タマネギはみじん切りにして炒め、粗熱をとっておきます。
- ボウルに木綿豆腐、タマネギ、塩、コショウ、薄力粉、鶏ひき肉を入れて混ぜ合わせます。
- 全体的に混ざったら楕円形に形を整えて、中の空気を抜きます。
- 熱したフライパンにサラダ油を敷いて、ハンバーグタネを焼きます。
- フライパンに接している面に焼き色がついたら裏返して、フタをして蒸し焼きにします。
中まで火が通ったら完成です。
ケチャップやぽん酢など、好み物もをかけて食べます。
肉だけのハンバーグよりも、柔らかいので高齢者も食べやすく喜んでくれています。
肉は脂肪分が多くて胃に重たいようですが、豆腐は脂肪分が肉に比べて少ないので、それほど胃が重たくならないようです。
豆腐ハンバーグを食べるときには、大根おろしとぽん酢をかけることが多いです。
大根おろしには消化酵素が含まれていて消化を助けてくれます。また、和風になるところも気に入っている食事のようです。
今後高齢者におすすめ料理
高齢者に好まれる「枝豆茶碗蒸し」がおすすめです。
卵の茶碗蒸しは好んで食べてくれているのですが、いつも同じでは飽きてしまうので、健康になる栄養素が多く含まれた枝豆を使う料理です。
枝豆には大豆と同じ、脂肪・エネルギー・良質なタンパク質と、食物繊維・ビタミン類・カルシウムに、鉄分などの優れた栄養素が含まれているのです。
さらに、大豆に少ないビタミンCやβ-カロチンが含まれているので一人暮らしの高齢者におすすめです。
出典:ヤマキ公式HP