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第二の人生を楽しむための思考とは?これからのシニアの生活スタイル

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「ハッピーリタイアメント」という言葉を聞いた事ありますか?

欧米では、定年退職した後のセカンドライフを祝福し、さらに充実した人生を送るという考え方を「ハッピーリタイアメント」と呼んでいます。

日本では、定年退職というと「長い間お疲れ様でした」と引退を感じさせる場面をイメージしがちですが…欧米では、これからの人生をますます楽しんでもらおうと祝福するのです

日本は年を重ねる事に対して、ネガティブに捉える傾向が強い国です。何か新しい事に興味を持っても「こんな年だから…」「もう、おじいちゃんだから…」と年齢を理由に諦める事が多いのではないでしょうか?

体の自由がききづらくなるなど、どの国のシニアも変わりません。しかし、海外と日本の加齢に対する捉え方は対照的です。

海外シニアも日本人と同じように、身体の不調や金銭的な不安、孤独感を感じています。

しかし、海外シニアは他人と比較して自分を卑下する事はありません。その為「自分がこんなふうに孤独を感じる」「こんな不安がある」ということを率直に他者に伝える事が出来るのです。

一方で、日本人は多くを語らないことが美徳と考えるため、他者に弱みを見せたがりません。

海外シニアは、初対面の人に対しても、自身の悲しみ・孤独を開示し、人との繋がり・心を通わせる力を持っています。

そして、趣味や娯楽を楽しむ一方、ボランティアや新しいコミュニティに参加する人が多く、新しい人生の生き甲斐を見つけ出し、謳歌させています。

参加する事で、出会いやコミュニティが生まれ、一緒に活動する仲間たちとのコミュニケーション・活動で体を動かし、家から定期的に出ることを習慣的に行う事で心身ともに健康維持に繋がります。

会話をする・物事について考える、などのように人との交流で起こる脳の活動も活発になります。

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ミシガン大学の調査では、ボランティア活動を行っているシニアと、そうでないシニアを比較した際、8年後の時点でボランティア活動に参加しているシニアが40%という高い割合で、元気に暮らしている人が多いと報告があります。

日常生活習慣にも、海外シニアから学ぶ

日本では、お年寄りは早寝早起きであると一般的に言われています。
海外では、真っ暗な朝5時・6時に起きるシニア層は、ほとんどいません。

たっぷり睡眠をとって、朝の8時ごろ起床し、ゆっくり朝の支度をして1日を始めます。日向ぼっこしながらシエスタ(仮眠)をしたり、飼い犬と一緒にベンチに座って休憩なんて姿はよく見る光景です。

海外では「年甲斐もない」という考えは全くなく、常に自分らしく生活をするのです。

ライフスタイルは人それぞれですが、友人と定期的に食事をしたり、旅行したり、ビーチで日焼けしたりと、若い頃と変わらない生活を自然と続けています

いつまでも好きな事を続ける事が、心を若く保つ秘訣のようですね。

アメリカでは、「シニアタウン」と呼ばれる、ご高齢者が集まって居住エリアを形成し生活するコミュニティも、凄いスピードで建設されています。

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温暖な土地でゴルフ場の近くにあったり、ご近所さんと趣味や娯楽を一緒に楽しんだり、知的刺激を充たしたりしながら社会参加できるコミュニティです。

このシニアタウンなどのように海外シニア層は、セカンドライフをより充実したものにしようとする意欲が強いのです。

日本でも、シニアタウンとは異なりますが、高齢者のための街作りが千葉県佐倉市の「ユーカリの丘」、稲毛区の「スマートコミュニティ稲毛」、福岡県朝倉市の「美奈宜の杜」など、街の中に「居場所」が増えているので、日本のシニア層の意識も少しずつ変化してきています。

実際に、海外のそういった点を魅力に感じ、海外移住するシニア層も増えていますね。

海外移住と言えば

実は私の親戚も海外(マニラ)に移住しており、マニラは気候が良く物価も安く住みやすいから「日本には帰れない」と話していました。

実際に日本の企業でフィリピンへ転勤になった日本人の家族は、誰もが初めは「えっ~!フィリピン~嫌だ~」と嘆くらしいのですが、日本に戻るときは「フィリピンに住みたい、帰りたくない」と、ほとんどの日本人の奥さんが思うらしいのです。

フィリピンは、日本人がイメージしているのと全く違う住みやすい環境なのです。

もちろん貧困な地区もあるので、地区によってはスラム街的なところはあります。

私も遊びに行きましたが、マカティ地区は大都会で何も困ることのない住みやすい地区でした。

ただ、海外なので盗難は注意が必要ですが、日本以外の海外はどこでも同じで、ハワイでも同じことが言えます。(日本が珍しいぐらい安全な国なだけです)

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 マカティ地区は多くの海外企業が入っており、お洒落に洗練された街並みです。

海外の有名なカフェ、テニススクール、ブランド店、日本料理店など、生活していて困ることが無く、逆に困る理由を探すのが大変なくらい不便が無い場所です。

なにより素晴らしいのが、セキュリティ面です。ホテル、コンドミニアム、ショッピングモールなど、ほとんどの場所で日本では考えられないくらい完璧なセキュリティ対策をしています。

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日本は簡単にテロが起こりそうな無防備な国ですが、海外のテロ対策は惚れ惚れするくらいです。私がフィリピンに行ったときは、周りの情報で「怖い国」と聞いていたのですが、セキュリティの厳重さに安心感がありました。

さらに暖かい気候なのでゴルフも一年中できて、しかも料金もリーズナブルなところも魅力です。

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私もそうですが、マニラ(フィリピン)の良さを知ると将来住みたい国ナンバーワンです。

参考までに、親戚から聞いた1ヶ月の大まかな生活費です。

  • 家 賃:40,000ペソから(86,000円~)東京都心一等地レベルの立地のマカティ地区のコンドミニアム(3LDKにメイド部屋が付いて100~110㎡。2LDKの場合は65~85㎡程度です。)
下記はコンドミニアムではない居住時の費用です。(4名家族)
  • 電気代:約2,500ペソ(5,400円)*毎晩クーラーをつけて
  • ガス代:約700ペソ(1,500円)*2~3ヵ月に一度交換代
  • 水道代:約400ペソ(900円)*1ヵ月
  • 自宅WiFi:1,000ペソ(2,200円)*1ヵ月
  • ケーブルTV:1,000ペソ(2,200円)*1ヵ月(日本のTV番組見れる)
  • 飲み水:200ペソ(450円)1ヵ月
  • 食費:45,000ペソ(96,000円)*1ヵ月2人分で毎日外食の場合です。
食費の例:日本食レストランで夜500P(ビール3本込み)+昼250Pで1日750ペソ。

750ペソ×30日間=22,500P×2人分で、合計45,000P(96,000円)が1ヵ月2人分の食費。

全ての合計が、90,800P(194,000円)で1ヵ月2分の最低限の生活費

その他予備で40,000P(86,000円)含めたとして、131,000P(約280,000円)で贅沢な暮らしができます。

  試しに一週間でもマニラに遊びに行くと、本当の良さがわかると思います。

最後に

今から若返ることはできませんが、これからの人生を考えれば、今、この瞬間が一番若いのです。

自分のやりたい事に意欲を持って取り組み、自分なりのルールを持って日々の暮らしを積み重ねていく事が大切だと思います。

なぜなら、健康な体や信頼できる人間関係は、毎日の積み重ねの中から育まれるものだからです。

よくしゃべって、よく食べて、よく歩いて、細かい事にこだわらず、自然体を楽しみながら、活き活きとしたアクティブシニアライフへのチャレンジ精神をもやしてみてはいかがでしょうか?